映画・テレビ

映画×ポスター×映画

気になる映画と企画展が渋谷で固まってあったので、一日で見てまいりました。

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まず11時からオーディトリウム渋谷「365日のシンプルライフ」

今年夏公開されて、好評でロングランになっているようですね。
失恋して心にぽっかり穴が開いてしまい、
人生をもう一回やり直そう(?)と物があふれる家の中を空っぽにして、
一日1個ずつ倉庫から必要なものを取り出してきます。
食べ物、ライフライン類以外は購入禁止です。
第一日目は真冬のストリーキングです(大汗)。

物がだんだん増えていくだけの話かと思いきや、考えるところ、見るところがたくさんあって、
期待以上に面白い作品でした。
「衣食足りて礼節を知る」と言いますが、食はとりあえず確保できているので、
そうなると「衣」は予想以上に大事ですね。
衣服をまとっているから、(社会的に)人間と認められているんですね。

結構早い段階で、洗濯機と冷蔵庫を出してきますが、
(私の感覚では)どちらも質実剛健な、2~30年前から変わっていないようなデザイン。
そして、壊れるとまずは自分で修理しようとします、耐久消費財なんですね・・・
あと、洗濯機を久しぶりに使うと、なぜか横のシンクがあふれかえり、
でたーーー、「漏水」!!!
なぜか(わかっているけど)、懐かしいなあ・・・漏水・・・

主人公(=監督)もなかなかいい味を出していますが、
彼の家族と友達がさらに味わい深い人ばかりです。
特に、おばあちゃんが「年取ったら、かくありたい」と思える人柄でした。
次の作品まで時間があるので、昼食後ポスターハリスギャラリーへ。

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「宇野亜喜良60年代ポスター展」 は以前見た作品もありますが、
妖しげで素敵ですね。


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14時からはユーロスペース「物語る私たち」
こちらは相当期待して行ったのですが、
酸素不足からか(?)途中で生あくびが出ました・・・
が、それでもかなり楽しめましたよ。
意外性がちょっと少なかったかな・・・
ある意味映画「羅生門」のような展開、というのは新聞の映画評論で読んで知っていたので。

若くして亡くなった母親(ある人にとっては妻、ある人にとっては愛人)に関する新事実を突きつけられて、
彼女を許すのか、愛し続けられるのか?
本来なら敵対するであろう相手のことを許せるのか、思いやれるのか?
誰にとっても一番直視しがたい部分をカメラの前にさらす監督の覚悟、
私にはできないなあ・・・

どちらの映画も、ドキュメンタリーとドラマが切れ目なく上手に構成してあり、
自分を材料にしながらも、客観的にユーモアを多分に交えて描いてあり、
若い監督(=主役)の力量に感心しました。

映画「バックコーラスの歌姫たち」

今年はたまたま、音楽ドキュメント映画を見ることが多かったのですが、
「バックコーラスの歌姫たち」「シュガーマン」「愛しのフリーダ」と負けず劣らず、
非常に感動し、いろいろ考えさせられる作品でした。


簡単に想像ができることですが、バックコーラスのシンガーは「極めて」歌が上手です。
スターに合わせて、あらゆる要求に応えて歌えないといけないのですから。

声の美しさ、力強さ、リズム感、全て超一流で(しかも美人!)、
ソロで歌うのを聞くと心を揺さぶられ、映画館でもついつい体を揺らしてしまいそうです。
どうして彼女たちが、たった20フィート(約6m)先のスターダムに登れないのか・・・

「自我」の強さや、ソロの責任や孤独感に耐えられるか、「華」があるか、
もちろん「運」があるか・・・などなどいろいろ条件があるでしょうが、
この映画に登場した1960~70年代に活躍した黒人女性シンガーたちには、
「性別の壁」「人種の壁」「ビジネス慣習の壁」が大きく立ちはだかっていたように思います。
黒人女性は、ほんの数名のスターを除いて、後ろで合いの手のコーラスをしているべきもの。
彼女たちは自身との比較で度々「アレサ・フランクリン」を挙げていましたが、
「アレサ」は一人で充分、複数はいらないと思われていたのです。

1980年代以降に活躍したリサ・フィッシャー の歌ときたら・・・
アレサ・フランクリンやバーブラ・ストライザンドに全然負けないレベルです。
彼女の歌の世界にすっかり引き込まれて、酔ってしまいます。
ソロアルバムでグラミー賞まで獲っているのに、
今もローリング・ストーンズやスティングのバックコーラスを務めます。

登場する女性シンガーひとりひとりが非常にかっこよく、チャーミングで、
そして、人生の起伏は激しく(ダーレン・ラブは家政婦までやった!)、
ひとりにつき一本のドキュメンタリーを作ってほしいぐらいです。

この作品を見る前にレンタルDVDで「永遠のモータウン」 (原題:Standing in the shadows of MOTOWN)を見たのですが、
こちらはモータウンサウンドほぼ全てのバックバンドを務めた、
「ファンク・ブラザーズ」に光を当てています。

バックコーラス・シンガーもファンク・ブラザーズも、
スターをより明るく華やかに輝かせるために、深く複雑な影を作り続けた人たちですが、
遅ればせながら彼らの音楽や人間性にスポットライトが当てられ、喝采を浴びるのは、
映画を見ている私までうれしく、誇らしくなります。
「バックコーラスの歌姫たち」は時間があればもう一度見に行って、彼女たちの歌を堪能したいです!!

映画「愛しのフリーダ」

私の毎朝の楽しみ、「BARAKAN MORNING」 に主人公のフリーダ・ケリーさんが出演され、
バラカンさんがインタビュー後「初めて会ったとは思えない」と感想をおっしゃっていたので、
内容と人柄にとても興味を持って、見に行きました。

映画(ドキュメンタリー)は、昼休みに新進バンド・ビートルズが出演する「キャヴァーン・クラブ」に通いつめる17歳の会社員の女の子が、
マネージャーのブライアン・エプスタインから秘書兼ファンクラブの責任者に選ばれ、
グループの解散まで11年間をメンバーとともに駆けぬけます。

ビートルズ解散以後、この映画ができるまで何も語らなかったフリーダが初めて語った内容とは・・・
衝撃的、暴露話はありません。
それでも、イギリスの一地方で活動するグループが世界を変える「現象」になるまでの、
「夢」としか言いようのない日々が、ファンレターの爆発的な増え方や、
リバプールへ凱旋した時の市民の大歓迎ぶりなどで描かれます。

ごく近くで見た4人の素顔や、彼らの家族、ガールフレンドの話はとても魅力的ですが、
話をするフリーダの親しみやすさ、誠実さのほうがより明らかに浮かび上がってきます。

まだ社会に出て2,3年しかたたない女の子が、
気難しいボス・エプスタインとの仕事をこなし、
世界中から届く、膨大な量のファンレターに書かれた希望に、びっくり仰天するほど真面目に応えていきます。
「自分もファンだから、ファンの気持ちがわかるのです」と彼女は笑いながら答えます。

好きなことだから、できる限りの努力をする。
仕事だから、厳格に、真面目に取り組む。
フリーダは17歳の時から今現在まで、同じ姿勢で働き続けています。
厳しそうな人かというと全く逆で、笑顔がとってもチャーミングで、気さくな話しぶりで、
どんどん彼女に魅せられていきます。

劇的な展開のあるストーリーではありませんが、
ビートルズがどんどん有名になり、夢をかなえていく様子は、
その時のフリーダやファンたちの希望にあふれた気持ちを一緒に味わうようです。
ビートルズ解散後、フリーダは華やか(に見える)な過去を完全に封印し、
平凡なようで、波乱万丈な人生を送ります。
その一日、一日が今のフリーダの素敵さ、魅力を作っているのでしょう。
フリーダを見ていると、ふわーっと暖かい、幸せな気分になります。
一方、私自身の、自分に大変甘い性格、生活をちょっと反省させられます。

SEARCHING FOR SUGARMAN~シュガーマン 奇跡に愛された男

2月初めから「角川シネマ有楽町」で「大人の音楽映画祭」が開催されています。
20年ぶりぐらい(?!)に洋楽ブーム真っ最中の私にとっては、
懐かしいやら、興味があるやらで見に行きたい作品ばかりsign03

厳選してみたのが、ローリング・ストーンズの「ワン・プラス・ワン」と
クイーンの「ハンガリアン・ラプソディ」。
「ワン・プラス・ワン」はさすが、ヌーヴェル・バーグの巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督だけあって、
ストーンズと無関係な朗読や映像でブチブチ流れが途切れ、かなり忍耐力が試されました。
が、ストーンズの「Sympathy for the Devil」の制作過程だけは時系列に流れて、
完成までに演奏に大きな変化があり、大変興味深く見ました。
hon-nekoは「いつまでたってもレコーディングが終わらない」というのですが、
私は同じ個所を何度も何度も演奏し、試行錯誤を重ねるのを見て、
「(あたりまえだが)レコーディングは極めてまじめに取り組むんだな」と思いました。
「ハンガリアン・ラプソディ」はコンサートに加えて、
ツアーの舞台裏や普段のメンバーの様子なども見られました。
ただ、ほんもののコンサート並みの大音声の中、途中で意識が遠のいたのはなぜsign02

そして「大人の音楽映画祭」開催中に、本年度アカデミー賞・長編ドキュメンタリー部門受賞が決まった、
「シュガーマン 奇跡に愛された男」は、予告編を見て内容と主人公のロドリゲスの声がやけに印象に残り、必ず見ようと思っていました。

音楽・内容ともに素晴らしい!!!ドキュメンタリーでした。
驚きと発見の連続、そして見終わった後、不思議な幸せな気分でいっぱいになりました。
いかにも、わかりやすい、「幸せ」や「暖かさ」ではなく、
大変厳しい現実を生きている人からしか出てこない、「希望」や「気品」、「優しさ」がこの映画にはありました。
そして、ロドリゲスの周囲の人たちが、本当に素敵な、魅力的な人ばかりなのです。

どんなにいい作品にも好き嫌いはあるので、むやみやたらとお勧めはしませんが、
予告編を見て興味をもたれた方には、機会があればぜひ!!!見てもらいたい!!!

最近見た映画-「ディア・ドクター」

ずいぶん、ほったらかしにしてしまいました。
たいしたことない風邪を長引かせてしまい、天気以上に私がぐずついていました。
写真をあんまり撮る気にもなれず・・・

活動再開の一歩となったのが、「ディア・ドクター」の初日(舞台挨拶つき)。
前から三列目だったので、鶴瓶ちゃんと西川監督がよく見えたのは良かったのですが、
映画を観るにはかなり不利な席でしたbearing
始まってから数分間は画面に酔いそうになるし、
見慣れてきてからも画面全体を一目で見渡すことができず、
画面のどこかを集中して見ていると、他の部分を見落としてしまいました。

苦労しながら見た感想は、「登場人物の心理をいろいろ推測して楽しめたgood


鶴瓶ちゃん演ずる「伊野治」の設定は現実では稀だと思いますが、
駿河学が一生懸命「笑福亭鶴瓶」を演じているように、
誰もが家庭や職場その場その場で、
多分求められて、時には致し方なくある役を演じていて、
(自ら進んで、ということは少ないかもしれない)
それは本来の自分と違うかもしれない・・・
だが、本来の自分って何だろう、そんなはっきりしたものがあるのか?

正面から考えれば考えるほどわからなくなる、
でも感情引入できる役でした。

鶴瓶ちゃんは始まって間もなく、「伊野治」にしか見えなくなりました。
他の俳優、たとえば岸部一徳が演じれば、
(ファンなので挙げただけです・・・)
もっと細やかで複雑な演技ができるのかもしれませんが、
役を作りこみすぎなかったこと、
会った人全てにあっという間に親近感を抱かせる
「笑福亭鶴瓶」の地が残っていることが、
「伊野治」を架空の人物ではなく、現実にいそうな人に感じさせたと思います。

主人公だけでなく、登場人物ひとりひとりの立場や思いを
自分なりにいろいろ想像できました。
共演者の瑛太、余貴美子、香川照之、八千草薫、
それぞれにとても印象に残るシーンがありました。

TV放映やDVDなどでもう一度見直して見落としたところを補いたい!!
また見直して、新たな登場人物の気持ちや表情を発見したい!!
西川監督の前作「ゆれる」と底に流れるテーマは同じように思われるので、
「ゆれる」も見直したい!!

あれこれ書きたいことがあるのですが、
いろいろわきあがっては消えてゆき、うまく書けません。
まだしばらくこの映画のことを考えて、引きずりそうです。

お笑いつれづれなるままに

昨日・今日と家にいたので、多くの時間をパソコンの前で過ごした。

昨日の記事で「探偵ナイトスクープ」のことが出てきたので、
久しぶりに番組のHPを見てみた。
ますます番組への里心がついてしまった。

「もう一度見てみたい調査依頼ベスト10」は
見たことがあって、大爆笑したものも入っていた。
こんなにおかしな依頼が毎週あり、15年以上続いているのは、
やっぱり変かも?!
似たような番組(企画)はこれまでにいくつもあったと思うが、
長寿番組になっているのはやはり元祖の実力であろう。

ひまに任せて、最近見ていなかったHPを片っ端から見ていると、
在北京日本大使館のHPに「笑福亭松喬一門落語高座」の記事が・・・

なんで、私に一声かけてくれへんのよ!!!

日本語を学ぶ学生に聞いてもらうことは大変いいことなのですが、
来たついでなんだから、
北京にいる日本人を集めて落語会をすればいいじゃない!!
スケジュールの都合なら仕方がない。
でも誰か北京の日本人が「落語なんて見ますかねぇ」的な発言をしたのなら・・・
(ここからは文字にできません)
落語は他の古典芸能より分かりやすい日本語で演じますし、
そんじょそこらのテレビのお笑いより格段におもしろいんです。
(上手な人がやれば)

だんだん血圧が上がり、被害妄想気味なので、
まだ書き散らしたいことはありますが、やめます。

これを書いていて、先日BSニュースで東京で「日中友好33年の歩み」
のような写真展をやっているというのをチラッと見たのを思い出した。
(確か日中どちらかもしくは両方の政府の主催)
東京で(日本で)やるのはもちろんいいのですが、
どうして北京なり中国でやらないんだろう。

「なんだかずれているなあ・・・」という感想から連想してしまいました。

ゲロッパ!

今日は雨が強くなったり、弱くなったりしながら1日中降り続く。
必要な買い物以外、外出する気が起こらない。
先週購入した「ゲロッパ!」を見ることにする。

このあとの作品「パッチギ」の公開時、
「はなまる」で岡江久美子さんが「前作より(「パッチギ」のほうが)いい」
という旨の発言をしていたので、あまり期待していなかった。
でも、かなり楽しかった!!
簡単な筋なのに、その筋が分かりにくいのと、
かなり都合よくハッピーエンドになるのが、
ちょっと不満とは言える。
でも、私は出ている俳優陣に好きな人が多いので、
それだけで楽しめる。
西田敏行も「探偵ナイトスクープ」でいいなあと思っていたのだが、
(どんなやっちゃ、俳優の仕事ちゃうやん)
本業はさすがにすばらしい。
後姿がかっこいい。
あと、岸田一徳と藤山直美が夫婦というのが「こゆーくて」よい。
山本太郎はこれでブルーリボン助演男優賞を取っている。
確かにこの映画もよくて、単なるネアカなおにいちゃんじゃないんだなと思う。
あと脇役で個性の強い人が多くて、なかなか見逃せないシーンが多い。

奥貫薫はどうしていつも絶対に小さな子のお母さん役なのだろう?

ラストもストーリーに関係なく、ディスコになって終わるのだが、
ソウルフルに盛り上がって終わるので、これはこれでいいじゃん!と許せてしまう。

井筒監督、テレビによくでているただのおっちゃんじゃなかったんですね。

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