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映画「バックコーラスの歌姫たち」

今年はたまたま、音楽ドキュメント映画を見ることが多かったのですが、
「バックコーラスの歌姫たち」「シュガーマン」「愛しのフリーダ」と負けず劣らず、
非常に感動し、いろいろ考えさせられる作品でした。


簡単に想像ができることですが、バックコーラスのシンガーは「極めて」歌が上手です。
スターに合わせて、あらゆる要求に応えて歌えないといけないのですから。

声の美しさ、力強さ、リズム感、全て超一流で(しかも美人!)、
ソロで歌うのを聞くと心を揺さぶられ、映画館でもついつい体を揺らしてしまいそうです。
どうして彼女たちが、たった20フィート(約6m)先のスターダムに登れないのか・・・

「自我」の強さや、ソロの責任や孤独感に耐えられるか、「華」があるか、
もちろん「運」があるか・・・などなどいろいろ条件があるでしょうが、
この映画に登場した1960~70年代に活躍した黒人女性シンガーたちには、
「性別の壁」「人種の壁」「ビジネス慣習の壁」が大きく立ちはだかっていたように思います。
黒人女性は、ほんの数名のスターを除いて、後ろで合いの手のコーラスをしているべきもの。
彼女たちは自身との比較で度々「アレサ・フランクリン」を挙げていましたが、
「アレサ」は一人で充分、複数はいらないと思われていたのです。

1980年代以降に活躍したリサ・フィッシャー の歌ときたら・・・
アレサ・フランクリンやバーブラ・ストライザンドに全然負けないレベルです。
彼女の歌の世界にすっかり引き込まれて、酔ってしまいます。
ソロアルバムでグラミー賞まで獲っているのに、
今もローリング・ストーンズやスティングのバックコーラスを務めます。

登場する女性シンガーひとりひとりが非常にかっこよく、チャーミングで、
そして、人生の起伏は激しく(ダーレン・ラブは家政婦までやった!)、
ひとりにつき一本のドキュメンタリーを作ってほしいぐらいです。

この作品を見る前にレンタルDVDで「永遠のモータウン」 (原題:Standing in the shadows of MOTOWN)を見たのですが、
こちらはモータウンサウンドほぼ全てのバックバンドを務めた、
「ファンク・ブラザーズ」に光を当てています。

バックコーラス・シンガーもファンク・ブラザーズも、
スターをより明るく華やかに輝かせるために、深く複雑な影を作り続けた人たちですが、
遅ればせながら彼らの音楽や人間性にスポットライトが当てられ、喝采を浴びるのは、
映画を見ている私までうれしく、誇らしくなります。
「バックコーラスの歌姫たち」は時間があればもう一度見に行って、彼女たちの歌を堪能したいです!!

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