最近見た映画-「ディア・ドクター」
ずいぶん、ほったらかしにしてしまいました。
たいしたことない風邪を長引かせてしまい、天気以上に私がぐずついていました。
写真をあんまり撮る気にもなれず・・・
活動再開の一歩となったのが、「ディア・ドクター」の初日(舞台挨拶つき)。
前から三列目だったので、鶴瓶ちゃんと西川監督がよく見えたのは良かったのですが、
映画を観るにはかなり不利な席でした
始まってから数分間は画面に酔いそうになるし、
見慣れてきてからも画面全体を一目で見渡すことができず、
画面のどこかを集中して見ていると、他の部分を見落としてしまいました。
苦労しながら見た感想は、「登場人物の心理をいろいろ推測して楽しめた」
鶴瓶ちゃん演ずる「伊野治」の設定は現実では稀だと思いますが、
駿河学が一生懸命「笑福亭鶴瓶」を演じているように、
誰もが家庭や職場その場その場で、
多分求められて、時には致し方なくある役を演じていて、
(自ら進んで、ということは少ないかもしれない)
それは本来の自分と違うかもしれない・・・
だが、本来の自分って何だろう、そんなはっきりしたものがあるのか?
正面から考えれば考えるほどわからなくなる、
でも感情引入できる役でした。
鶴瓶ちゃんは始まって間もなく、「伊野治」にしか見えなくなりました。
他の俳優、たとえば岸部一徳が演じれば、
(ファンなので挙げただけです・・・)
もっと細やかで複雑な演技ができるのかもしれませんが、
役を作りこみすぎなかったこと、
会った人全てにあっという間に親近感を抱かせる
「笑福亭鶴瓶」の地が残っていることが、
「伊野治」を架空の人物ではなく、現実にいそうな人に感じさせたと思います。
主人公だけでなく、登場人物ひとりひとりの立場や思いを
自分なりにいろいろ想像できました。
共演者の瑛太、余貴美子、香川照之、八千草薫、
それぞれにとても印象に残るシーンがありました。
TV放映やDVDなどでもう一度見直して見落としたところを補いたい!!
また見直して、新たな登場人物の気持ちや表情を発見したい!!
西川監督の前作「ゆれる」と底に流れるテーマは同じように思われるので、
「ゆれる」も見直したい!!
あれこれ書きたいことがあるのですが、
いろいろわきあがっては消えてゆき、うまく書けません。
まだしばらくこの映画のことを考えて、引きずりそうです。
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